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● アプリケーション

Pocket Mapple Digital (Ver7)


 昭文社の地図ソフト Super Mapple Digital がVer7にバージョンアップしました。これに伴い、付属しているPocketPC用の地図ソフト Pocket Mapple Digital もバージョンアップしましたので、インストールしました。

 しかし、マニュアル通りにインストールしても失敗しました。
失敗の原因は次の通りです。
 ◎Windows Mobile 5.0用のPocket Mapple Digital はGPSの接続ポートが固定されているため、任意のGPSを認識しない。
 ◎住所・駅検索機能のインストールにStrage Cardを指定すると \Strage Card\My Documents\Shobunsha にインストールされるが、このフォルダでは機能しない。
 ◎Windows Mobile 5.0用のPocket Mapple Digital はいくつかのダイヤログボックスの下部が切れる問題がある。
 これは私の場合ですので誰もが同じではないでしょうが、試行錯誤してインストールできた方法を紹介します。


1 PocketPC2003SE用Pocket Mapple Digitalのインストールファイル

 Super Mapple Digital をインストールしたPCのスタートメニューから
  「すべてのプログラム」→「昭文社 Super Mapple Digital Ver.7」→「Pocket Mapple Digital インストール」
を実行してCABファイルを取り出すことができます。
 具体的な方法は Super Mapple Digital V7 のヘルプを参照してください。

 または、Super Mapple Digital がインストールされたフォルダの下(標準では"C:\Program Files\Super Mapple Digital Ver.7\PMDFiles")にPocketPC用のCABファイルがありますので、それをコピーして得ることもできます。

プログラム本体(Windows Mobile 5.0用)PMD7_WM5.CAB
プログラム本体(PocketPC2003SE用)PMD7_ARM.CAB
住所検索データPMD_ADDRESS.CAB
駅名検索データPMD_STATION.CAB

プログラム本体はPocketPC2003SE用を選択します。Windows Mobile 5.0用では前記のように問題があるからです。
プログラム本体は必須ですが、住所と駅名の検索データは必要な場合だけインストールしてください。


2 MsgStore.dllの入手

 PocketPC2003SE用の Pocket Mapple Digital V7 は、V6 と同様に、そのままではWindows Mobile 5では動作しません。
その原因はWM5のMsgStore.dllと合わないことにあり、ホーミン氏がその問題を回避するための"MsgStore.dll"を専用に作成されましたので、これを入手して置き換えます。
 ダウンロードは
こちらから。


3 アプリケーションのインストール

 次は、Pocket Mapple DigitalのCABファイルを分解し、デバイス上にコピーします。

 Lhaplus等の解凍ソフトでCABファイルを解凍し、ファイル名を修正します。
CABファイル解凍後のファイル名修正後のファイル名標準でのインストールフォルダ
PMD7_ARM.CABPMD7_ARM.000(使用しない) 
PO05D0~1.001PocketMappleD7.exe\Program Files\Shobunsha
0PMDSYNC.002PMDSYNC.dll\Windows
0__japan.003__japan.mpr\My Documents\Shobunsha
0000pmdL.004pmdL.mdi\My Documents\Shobunsha\Map\LevelL
0000pmdM.005pmdM.mdi\My Documents\Shobunsha\Map\LevelM
0000pmdS.006pmdS.mdi\My Documents\Shobunsha\Map\LevelS
00MioMap.007MioMap.cop\My Documents\Shobunsha\Database
PMD_ADDRESS.CABPMD_AD~1.000(使用しない) 
0000ADDR.001ADDR.IDX\My Documents\Shobunsha\Database
0000ADDR.002ADDR.sdx\My Documents\Shobunsha\Database
0000ADDR.003ADDR.TDB\My Documents\Shobunsha\Database
PMD_STATION.CABPMD_ST~1.000(使用しない) 
0000RAIL.001RAIL.IDX\My Documents\Shobunsha\Database
0000RAIL.002RAIL.sdx\My Documents\Shobunsha\Database
0000RAIL.003RAIL.TDB\My Documents\Shobunsha\Database


 これらのファイルと"MsgStore.dll"は、デバイス上に次のように配置します。(ここではStorage Card上にインストールしています。)

アプリケーション本体
Storage Card Program Files Shobunsha PocketMappleD7.exe
PMDSYNC.dll(*1)
MsgStore.dll(*2)
データ
Storage Card Shobunsha Map levelL pmdL.mdi
levelM pmdM.mdi
levelS pmdS.mdi
Database MioMap.cop
ADDR.IDX
ADDR.sdx
ADDR.TDB
RAIL.IDX
RAIL.sdx
RAIL.TDB
__japan.mpr
 (*1):標準では"\Windowsフォルダにコピーされるが、"PocketMappleD7.exe"と同じフォルダに移動しておくと、ハードリセット後に改めてインストールし直す必要がなくなる。
 (*2):入手した"MsgStore.dll"は"PocketMappleD7.exe"と同じフォルダに配置する。

 
 Pocket Mapple Digital V7 はインストール時にレジストリもセットしますが、地図データ、カスタムデータ等の関連付けだけですので、必ずしも同じように設定する必要はありません。
 Strage Cardにインストールした場合のレジストリの設定を示しますので、必要に応じてレジストリエディタでインポートしてください。

REGEDIT4

[HKEY_CLASSES_ROOT\.mdi]
@="pmdrcl"

[HKEY_CLASSES_ROOT\.mpr]
@="pmdmpr"

[HKEY_CLASSES_ROOT\.rcl]
@="pmdrcl"

[HKEY_CLASSES_ROOT\.rcm]
@="pmdrcm"

[HKEY_CLASSES_ROOT\.rcx]
@="pmdrcx"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdmdi]
"EditFlags"="65536"
@="Shobunsha Pocket Mapple Digital"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdmdi\DefaultIcon]
@="\\Storage Card\\Program Files\\Shobunsha\\PocketMappleD7.exe,-162"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdmpr]
"EditFlags"="65536"
@="Shobunsha Pocket Mapple Digital"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdmpr\DefaultIcon]
@="\\Storage Card\\Program Files\\Shobunsha\\PocketMappleD7.exe,-135"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcl]
"EditFlags"="65536"
@="Shobunsha Pocket Mapple Digital"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcl\DefaultIcon]
@="\\Storage Card\\Program Files\\Shobunsha\\PocketMappleD7.exe,-161"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcm]
"EditFlags"="65536"
@="Shobunsha Pocket Mapple Digital"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcm\DefaultIcon]
@="\\Storage Card\\Program Files\\Shobunsha\\PocketMappleD7.exe,-136"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcm\Shell]

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcm\Shell\Open]

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcm\Shell\Open\Command]
@="\"\\Storage Card\\Program Files\\Shobunsha\\PocketMappleD7.exe\" \"%1\""

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcx]
"EditFlags"="65536"
@="Shobunsha Pocket Mapple Digital"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcx\DefaultIcon]
@="\\Storage Card\\Program Files\\Shobunsha\\PocketMappleD7.exe,-136"

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcx\Shell]

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcx\Shell\Open]

[HKEY_CLASSES_ROOT\pmdrcx\Shell\Open\Command]
@="\"\\Storage Card\\Program Files\\Shobunsha\\PocketMappleD7.exe\" \"%1\""




4 地図データのインストール

 次に、PCから地図データをHTC Universalにインストールします。
PocketPC用の地図データを作成する方法は Super Mapple Digital のヘルプに詳しく書かれていますので、そちらを参照してください。
 Pocket Mapple Digital用の地図データには、ベクトル地図(拡張子mpi)とラスター地図(拡張子mpr)とがあります。

ベクトル地図のデータは広域・中域・詳細図がそれぞれ"levelL","levelM","levelS"のフォルダに作成されますので、前記のように"\Storage Card\Shobunsha\Map"に作成されたデータフォルダ"levelL","levelM","levelS"にコピーします。

ラスター地図は"\Storage Card\Shobunsha"にコピーします。


5 Pocket Mapple Digital Ver7 を使ってみる

 実行ファイル"PocketMappleD7.exe"を起動します。
日本全図が表示され、また、メニューの「地図」「地図を開く」からインストールした地図を開くことができれば、データフォルダの件は成功です。

 地図が開けない場合
  Super Mapple Digital のヘルプには次のような注意書きがありました。

・メモリーカードの「Shobunsha」フォルダが認識されない場合は、メモリーカード上に「My Documents」フォルダを作成し、その中に「Shobunsha」フォルダを移してください。

ですから、Strage Cardに"My Documents"のフォルダを作成し、その中に"Shobunsha"フォルダを移動してみてください。

 次いで、GPSを接続してみます。
 メニューの「地図」「GPS位置取得」、または、ツールバーの衛星マークのアイコンをタップします。



「実行」のボタンをタップします。

GPSとの接続が成功すると、右上に「GPS:捕捉」と表示されます。



一方、GPSとの接続が失敗すると、「GPS:応答無」と表示されます。




6 新機能 目的地方向の表示

 Pocket Mapple Digitalがバージョンアップして増えた機能が「目的地方向の表示」です。
これは、カスタム情報の中から一箇所を目的地として選び、地図上にその方向への直線を常に表示しておく機能です。



 この図のように、現在位置から目的地までを青線で結ぶとともに、距離が右下に表示されます。


7 ポケマ+

 ポケマ+も動作しました。(Windows Mobile 5.0用のPocket Mapple Digitalでも動作しました。)



 ポケマ+の方がマーカーが分かりやすく、また目的地を自動的に切り替えられるので便利です。
 ポケマ+についての詳しい説明は
こちらにあります。


8 Windows Mobile 5.0用の Pocket Mapple Digital をインストールする

 前記のように、Windows Mobile 5.0用のPocket Mapple Digital はGPSの接続ポートが固定されているため、そのままでは任意のGPSを認識しません。しかし、GPSの設定を変更することにより動作させることができます。
 そこで、Windows Mobile 5.0用をインストールする方法も紹介しておきます。


 前記
1 インストールファイルで、プログラム本体にWindows Mobile 5.0用の PMD7_ARM.CAB を選択します。

 2 MsgStore.dllの入手は不要です。

 3 アプリケーションのインストールの、CABファイルの分解、デバイス上にコピー、レジストリの設定は、全て同じ手順です。

 そして、4 地図データのインストールをします。


 ここで、GPSの設定を行います。この設定がWindows Mobile 5.0用のPocket Mapple Digital を使用する上での肝です。

 GPSが接続されるポートはデバイスとGPSにより決まり、必ずしも固定されていません。
私が使用しているGPSは RoyalTek BT GPS mini (RBT-1000) です。このGPSの設定の詳細はこちらに書いていますが、GPSのポートはBluetoothの設定によりCOM8に設定しています。これは各自で異なると思いますので、ご自分のGPSで確かめてください。

 設定は、まず、HTC UniversalのSetting(コントロールパネル)にGPSの設定が表示されるようにします。
レジストリエディタで
 HKEY_LOCAL_MASCHINE\ControlPanel\GPS Settings
 Hide = 0
に変更します。
 これでソフトリセットするとSettingのConnectionにGPSが表示されます。



 次に、この"GPS"を開いて、次のように設定します。
タブ項目
ProgramsGPS program port:COM4
HardwareGPS hardware port:COM8(ご自分のGPSに合わせます)
AccessMnage GPS automaticallyチェックする

 Pocket Mapple Digital(Windows Mobile 5.0用)のGPSの接続ポートはCOM4でなければ認識しません。おそらく、Mio専用にしているのではないかと思います。


 以上でインストールは完了です。
 これで起動させると正常に動作すると思います。
 GPSを接続するために「GPS位置取得」を実行すると、次のようなダイヤログボックスが表示されます。



 PocketPC2003SE用と違って接続ポートの選択ができません。


 実際に起動させると普通に動作しますが、いくつかの機能を使おうとすると、ダイヤログボックスの下側が切れてその機能を使う上で不具合が生じます。
 分かっている範囲で示します。

機能PocketPC2003SE用Windows Mobile 5.0用
目的地方向・移動
表示
住所検索
駅検索


 PocketPC2003SE用とWindows Mobile 5.0用とで機能的に特に違いは見られないので、無理にWindows Mobile 5.0用を使う理由がありません。


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作成:2006年07年08日

更新:2006年07月13日